安茂里のフィルム屋さん(旧安茂里の牛乳屋・醤油屋さん)

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街コンに行ってきた話

 最近は写真でお茶を濁していた感じだったので、今回は久しぶりにちゃんとした内容にしたいと思う。(出来るとは言ってない)

 

 タイトルの通り街コンなるイベントに行ってきました、と言ってしまうとそれだけだが、初対面の女性とあれだけ会話をする機会はずいぶん久しぶりだったなぁというのが終えてからの素直な感想でもある。

 開催前まではとてつもなく行きたくなかったのだが、まあ一応は乗り切れたのではないかと自負できるほどには喋ったであろう。多分。

 

 まず行くことになった経緯。

 昨年12月中ごろ、同じオフィスの2年後輩のA、3年後輩のB、1年先輩のCと私の4人で赤坂の土佐料理店で呑んでいた時である。2年後輩のAが唐突に街コンへ行こうと誘ってきた。酒の勢いと、長年の一人身生活に嫌気もあったためにあまり考えずにOKしてしまい、参加する運びとなったのだが、そのあとよくよく考えるにつれて行きたくなさが増してきて、毎日悶えていた。

 しかし流石に一度OKした手前、NOと言い換えるのも癪だったので参加することになった。それでも行きたくなさは変わらない。

 

 当日。会場は横浜駅近傍だったので、西口でAと落ち合って現地へ向かう。

 会場は路地裏の喫茶店で、入り口で受け付けを済ませてテーブルへ着く。システムとしては、一つのテーブルに男女2名ずつ計4名が着席し、一定時間ごとにテーブルを移動して会話~連絡先交換という、シンプルなものであった。進行中は特に面白いトラブルとかもなく粛々と進み、閉会となった。とまあ事実はこんな感じであろう。

 

 さて次はどういう人間がいたか、というお話。席替えは4回あったので同席した女性は計10名となるが、当たり前だがいろんな人間がおるのだなぁという感じである。それぞれの見た目の話はここでは控えよう。

 とある2人組は、どうも視線が定まっていない感じだった。向かい合って会話をするのだが、どうも自分の目ではなくまつげあたりを見られていた気分であった。なんとなくコミュ障ではないのかと変に心配するレベル。

 他2人組では、大層御気の強い女性と静かなその友人というのもいた。ワインをぐいぐいやりながら上司の愚痴でひとしきり盛り上がったのを覚えている。その友人の女性は大人しく話を聞いていたが、どうも心の奥底に何か秘めてそうな印象もあった。

 

 そしてこの街コンに参加して、ああ意外と自分は喋れる人間だったのだなぁと思えたのは一つの収穫であろうか。話題の面白さはともかくとして、初対面の他者とコミュニケーションが取れる能力があることを確認できたわけだから、これまでよりは少しくらい自信が持てそうな気がしないでもない。

 

 ところで街コンに参加する人々には、交際相手や結婚相手を探す目的があるのであろう。なければ高い参加費(特に男)を払ってまで不味い飯は食わないものだ。お前もそうなのだろう?と思われるかもしれないが、自分自身よく分からなくなっているというのが正直なところである。

 

 ここで、冒頭の「街コン行きたくない」につながる。

 これまでも何人もの女性にアプローチしてきたが、これはその人とお付き合いをしたいからに他ならない。しかし不幸にも実ったことはなく、今や魔法使い目前となっている。だからこそ赤坂の土佐料理屋での誘いにも乗ったのだろう。

 しかし誘いに乗った後、本当に恋人や嫁さんが欲しいのか?という疑問を持ってしまった。別に世間的な体裁はどうでもよく、自分の今の生活範囲を守りつつ、赤の他人と同じ屋根の下で40年50年と生活できるのだろうか?と。

 

 ぶっちゃけた話、お金である。お金のかかる趣味をいくつも持っているが、その貴重なリソースを女に使いたいのか???と1か月くらい自問自答しており、今のところその答えは"NO"なのである。自分で稼いだ金は自分のために使うのだ。これは資本主義社会に生きる文明人の本能と言って差し支えないだろう。

 

 なるほど確かに「セックスしたいなら風俗行け」ってことだ。

 街コンに関するお話はここで一応終わりである。

 

 

 

 ちなみに街コンを終えた私は一目散に羽田空港に向かった。お目当てはルフトハンザのレトロ塗装である。

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Lufthans D-ABYT B747-830 LH717

 

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ANA JA802A B787-881

日が落ちる前にこの塗装が見れて大層得した気分であった。