注射と見栄
みなさんは注射は得意だろうか。
私は大の苦手である。特に昔はひどかった。
小児科に連れて行かれて注射をされるたびに泣きじゃくって暴れるクソガキだった。
注射による医療行為というのは割りと人生に付きまとうもので、
苦手だからといって避けて通れなかったりすることも多い。
特に大病を患わなかった私でも、
予防接種や血液検査で年に1度か2度は腕に針を刺してもらうことになる。
幼稚園児くらいなら泣きじゃくってもまあ許されるだろうが、
大学、社会人でも同じように振舞ってしまえばそれは即社会的な"""死"""を意味する。
いやでしょ、社員が集まる会場で一人泣き叫んでたら。
一応私も泣いてませんよ。痛いけど。
じゃあどうして、注射を刺されても泣かなくなったのか。
それは見栄という概念が芽生えたからであろう。
見栄を張りたいから、泣くことを我慢できるわけだ。
河嶋桃ちゃんにおちんちん注射することを夢見て今日も労働に励むのだ。